開発の背景
実際の自然観察では「絶滅」を体験させることはできません。また、条件を変えて何度もやり直すには時間が足りません。
「Bio Lab(バイオ・ラボ)」は、デジタル空間上に里山の生態系を再現したシミュレーターです。児童は環境に介入し、「仮説・実行・検証・修正」のサイクルを短時間で何度も回すことができる、次世代の理科教材です。
このアプリの3つの特長
1. 試行錯誤の日常化
「肉食動物を増やしすぎると?」「分解者がいないと?」現実では不可能な実験も自由自在。失敗(生態系の崩壊)を恐れずに繰り返すことで、自然界のルールを体感的に学びます。
2. データの可視化
「なんか減った気がする」という感覚的な観察ではなく、個体数の増減をリアルタイムな「数値」として捉えます。データに基づいて考察し、議論する力を養います。
3. 命の循環
単なる「食べる・食べられる」だけではありません。死骸からキノコ(分解者)が生え、土が肥えて草が再生する……。「命の循環」というシステム全体を感じ取ることができます。
授業での活用イメージ
ミッションで学ぶ
「キツネを5匹まで増やせ!」など、具体的な課題に挑戦。
トラブル解決を通して、生態系の基礎ルールをスモールステップで習得します。
フリーモードで実験
自由に生物を配置できるサンドボックスモード。
「持続可能な生態系を作る競争」や「極端な環境の実験」など、児童の「問い」に合わせた自由な探究が可能です。
データで考察・議論
「なぜ絶滅したのか?」失敗した画面とデータグラフを見せ合いながら議論。
シミュレーションの結果を、現実の環境問題(外来種や環境破壊)と結びつけて考えを深めます。
🏫 対象学年・単元
学習指導要領との関連
【コード:8260263230000000】
第6学年 B 生命・地球 (3) 生物と環境
生物と環境について,動物や植物の生活を観察したり資料を活用したりする中で,生物と環境との関わりに着目して,それらを多面的に調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のことを理解するとともに、観察、実験などに関する技能を身に付けること。
(ア) 生物は、水及び空気を通して周囲の環境とかかわって生きていること。